診断まで

ALS

診断まで ⑥

前回の続き「様子見ですね」 神経内科で、そう言われました。次の診察は3ヶ月先。 頭ではわかっています。原因がわからない以上、医師としては様子を見るしかない。でも、私は焦っていました。 自分には時間がない。今、何とかしたい。 今まで普通にでき...
ALS

診断まで ⑤

前回の続き 「きれいな脳と脊髄」という言葉に一度は胸をなでおろしたものの、右手の自由は少しずつ、確実に奪われていきました。 気がつけば、財布から小銭をつまみ出す、机の上の小さなものを持ち上げる、といった何気ない日常生活の動作に、明らかな支障...
ALS

診断まで ④

前回の続き その後、仕事が忙しくなりしばらく病院へは行けていなかったのですが、症状は変わりませんでした。何か字を書く時、力が抜けてしまう。その瞬間が来ないように、なるべく嫌な想像をしないように過ごしていました。誰かが見ているホワイトボードや...
ALS

診断まで ③

「とてもきれいな脳と脊髄です。異常はありません」 医師は言いました。 画像を診て判断出来る知識はまるで無いのですが、確かに、脳みそは詰まっていて変な影も無い。脊髄がなにか圧迫さへてる様にも見えない。医師の言う通り「きれいで、なんの問題も無い...
ALS

診断まで ②

握力が中学生の平均以下となっていた事がわかり、これは調子が悪いとかそういう問題ではないぞ、となんとなく自覚をした私に、医師はこう言いました。 「精密検査を受けた方が良い。近くに頭部MRIが撮れる病院があるから、行ってみますか?」 MRI…?...
ALS

診断まで ①

仕事でメモを取る時、手に力が入らず字が書けなかった。 これが最初の症状でした。俗に言う「手が笑う」という感じでしょうか。ALS患者は発症し始める箇所、というのは人によって違うそうで。私の場合は右手の親指からでした。 症状は、起きるときもあれ...